洋画じゃなかったテルマエ・ロマエ

祖父が認知症になって間もない頃。

ある日突然、祖父が家から姿を消しました。

そう、とうとうやってきたのです。祖父が認知症発症以前より準備していたGPS付携帯を使う日が!!!

母は冷静に位置情報をチェック。どうやら隣町の映画館付近にいる様子。「これは映画を観に行ったに違いない!」と確信した母は映画館まで車を飛ばしました。

 

映画館に到着し、チケット係の人に祖父の写真を見せます。

「こんな人、見かけませんでしたか?」

『いたようないなかったような…多分いました』

そして母は小一時間、劇場の出口で待たせてもらう事になりました。

 

しかし祖父が好きそうな洋画の終了時間になっても、祖父の姿は見えません。

まさか移動してしまった?と不安がよぎったその時、とても満足そうな顔をした祖父が出てきました。

 

とりあえず一安心な母。しかし祖父が観た映画を知って驚きます。

 

祖父が観ていたのはこちら。

な、なんと「テルマエ・ロマエⅡ」

本来であれば洋画を好む祖父。

「風呂から古代ローマ人がワープしてくる」だとかそんなふざけた邦画、絶対に観ないはずです。

 

母は興味本位で聞きました。

 

「お父さん、映画おもしろかった?」

『洋画と思ったら邦画だったわい』

「じゃあお父さんには物足りなかったんじゃない?」

『でも彩ちゃん出てきたなぁ。かわいいな彩ちゃんはいつも。娘と孫の次にかわいいなあれは。風呂に入りたくなったから帰るぞ』

 

そして無事、帰路に着いたのでありました。

 

 

改めてテルマエロマエ…。うーんこれは確かに洋画と間違えてしまうかも。

 

余談ですが記事冒頭で使った写真は大阪新世界にあります、スパワールドの古代ローマ風呂です。

1200円でテルマエロマエの世界にトリップできます。大変お得です。ぜひ。

コメントを残す